長野県白馬村、山小屋までドローンで物資輸送

長野県白馬村や村内の山小屋などでつくる白馬村山岳ドローン物流実用化協議会は9月20日に、野菜などの物資を山小屋へドローンで運ぶ実験を行った。近年は山小屋に物資を運ぶヘリコプターの輸送費が高騰しており、ドローン輸送の実用化でコスト低減を目指している。

9月17日~19日は猿倉山荘の駐車場から白馬尻山荘を中継して2号雪渓までの往復飛行を実施。
9月20日は猿倉山荘と白馬尻山荘の1.4キロ、標高差310メートルの区間を往復して、レタスやトマトの野菜など2.5キロの物資輸送を行った。

山小屋へのヘリコプター輸送を手掛ける会社は少なく「予定する輸送スケジュールを確保できないこともある」という。村内にドローンを常駐させれば不足する物資を柔軟に運べるとみており、早期の実用化を目指している。

日本経済新聞  長野・白馬、山小屋へのドローン輸送実験  
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