遠隔操作小型スラスターボート 桟橋下部の点検試験に参加

北陸チューリップと環境ロボティクス協会(イームズロボティクス、日本環境調査研究所/eロボティクス福島/カナモトは見学)は、遠隔操作が可能な小型スラスターボートによる桟橋下部の点検試験を行いました。

福島県南相馬市の松川浦内にかかる遊歩道橋梁を対象にして、独自開発した遠隔操縦が可能な小型ボートを使い水面からのカメラ中継撮影を行いました。ボートからの橋梁撮影に支障はなく、操作や動作についてもレスポンスに長けていました。

またGPSによる位置制御とスクリューモーターの自律制御を行い、指定の水面位置にボートを留まらせ続けるシステムのテストも行いました。水流や波でボートが流されても、本体の向きを変えて元の位置に移動する様子を確認できました。

今後は赤外線カメラを搭載できるボート大型化や実用的な調査に対応できる改良を検討していきます。有人ボートにジンバルカメラを取付けて橋梁撮影する方法と、遠隔操作小型ボートによる撮影を併用することで、精密な検査が困難な橋梁や水上建造物の診断/検査が可能になると考えられます。

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